まるで切れかけた街灯のように
光は消えかかり、また明るくなり

泣いているの?
悲しんでいるの?

私は窓ガラスに指を伸ばして
こつん、とおでこを窓にあてた

指を伸ばしても触れられないあの光は
喪ってしまった、戻らないあの人の心にも似て

ガラス越しに、寂しい螢を見つめながら
私は再び感情に身を任せた

涙が枯れ果てた頃
東の空が明るくなり

そして・・・あの冬の螢は
朝を待つように 窓の外で息絶えていた・・・
冬の蛍
作曲:HIBIKI イラスト:きゃめる テキスト:MIKI
心破れて泣きはらした夜
泣きはらしたまま眠った深夜

ふと 目が覚めた 視界の端
窓の外に見えた 一匹の蛍

顔を上げると
ガラスに泣きはらした私の酷い顔

ガラスに映った私の向こうに
不思議な色の光が一つ

季節外れの冬の螢が
まるで辺りを彷徨うように

Photo material:風のおひるね
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