出勤途中のOLは
髪と服装気にしながら
靴音たてて足早に
「おはようございます」
優雅にお辞儀をしながらも
時計の針を気にしてる
近所の若い奥様が
片手に大きなゴミ袋
もう片手には子供の手
「いってきまぁす!」
子供は母にたしなめられて
それでも私に手を振った。
道路を流れる朝の風が
全て遠くへ去った時
じょうろの水はなくなった。
庭を抜けゆく暖かい風が
私の髪を梳きながら
にっこり 優しく微笑む
そんな朝の風景
「朝の風景 〜春」
じょうろを片手に庭に出ると
そこにはいつもの光景と
優しい空気が待っている
庭では暖かい風と
朝の空気が庭を抜け
私の髪を梳いてゆく
じょうろで花壇に水やると
ざわりざわりと風が吹き
花壇の花を揺らしゆく
朝一番の 心和ます優しい風が
今日も道路を流れゆく
赤いランドセル背負い
近くの小さな子供達
その手を仲良くつなぎながら
「おばちゃん、おはよう」
明るい元気な挨拶は
私の心を和ませる
学生服着た中学生は
ぶっきらぼうにお辞儀して
恥ずかしそうに去ってゆく
ついこの前まで 小さくて
元気に走り回っては
悪戯ばかりしてたのに