山の落葉 風に乗り
塔の上に降り注ぐ
妖精の居城を優しく飾る
それは山からの贈り物
妖精の住まう時計塔を
見上げて 人々笑顔を見せる
心潤す鐘の音を
奏でる妖精に、そっと感謝し
そうして今日も海沿いの街に
時告げる妖精の鐘の音 響く
時計塔の妖精
街を見下ろす丘の上
白くて古い時計塔
街を通る秋風に乗り
響き渡る鐘の音は
人々の心和ませる
時計の妖精の歌声らしい
街人 塔を見上げると
そのてっぺんには鳩達が
首を左右にゆっくり振って
秋空くるりと見渡して
それはまるで妖精の居城を
静かに見守る門番のよう